ハリル監督の提案について思うこと
今回は、本日行われた日本代表ハリルホジッチ監督の記者会見の内容を踏まえて、自分が率直に思う事を投稿したいと思います。
こちらが記者会見の際に話された内容の大筋になります。
つまり、日本サッカー界では試合を評価する際に「ポゼッションしていたか?」「攻撃的にプレーしていたか?」「自分たちのサッカーをしていたか?」など、これまでメディアを中心に話されてきた内容のみで、サッカーを評価することへの批判を込めた提案をされたようです。
自分も同感です。サッカーを評価するにあたり、あまりにも基準が曖昧で少なく、複雑なサッカーを分析する項目としては足らないと思います。サッカーは、攻撃・攻守の切り替え(攻撃から守備)・守備・攻守の切り替え(守備から攻撃)と、4つの局面で構成されています。その各局面をチームとしてどう実行度を上げていくのかが、チームの勝利にとって重要です。
個人的には、サッカーをより正確に分析・評価するためには「サッカーの分析論」を踏まえて考えていく必要があるかと思います。「ポゼッション率」などのボールを保持していただけのデータや、「サッカーの好み」などの主観をもとにした分析・評価では、逆にサッカーを難しくすると考えます。より具体的に言うと、各局面でのチームとしての「目的」とそれを実践する「手段」の実行度について、評価されると良いと思います。
それが、「対戦相手のチームのレベル」や「チームを取り巻く状況」に合わせて、試合毎に変更される事もサッカーという競技では、避けては通れないと思います。いつもいつも、同じ戦略では戦えないのがサッカーになります。なぜなら、サッカーでは相手チームがあり、相対的な方向があり、その中であなたのチームへ攻撃・攻守の切り替え(攻撃から守備)・守備・攻守の切り替え(守備から攻撃)の各局面のなかで邪魔をしてくるからです。
ハリルホジッチ監督の発言「日本は日本人の特徴を活かした独自のアイデンティティを築くべきだ」
日本人の特徴を活かした独自のアイデンティティを築くべき、という発言に関して自分も賛成です。ただ、この件についてもこれまで頻繁に話題になったテーマだと思います。ただ、今まで具体的な提案は少なかったと思います。
こちらに関しても、次回のブログで「サッカーの分析論」から「日本人の特徴」をどのように「独自のアイデンティティ」、「日本のサッカー」へ変換していく事ができるのかの1つの例を提案したいと思います。
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