日本代表、ワールドカップ出場決定!
おめでとうございます!
昨日のオーストラリア戦での2-0での勝利によって、
6大会連続でのワールドカップへの出場が決まりました。
残念ながら、クラブでの打ち合わせがありライブで試合は観られませんでしたけど、
試合後に、クラブスタッフからたくさんの祝福の言葉を頂きました!
ここオランダでも、日本代表の動向は注目されています!
さて、今回のブログの投稿テーマを考えていましたら、
とても興味深い記事を見付けましたので、こちらでご紹介をします。
読んで頂くと分かると思いますが、「自分たちのサッカー」と「相手ありきのサッカー」という、
2つのサッカーの戦い方(アプローチ方法)についてのコラムです。
今回は、このテーマに関連して、先日の「The Soccer Analytics」でのセミナーでもお話しした内容ににも触れながら、お話ししたいと思います。
ゲーム分析メソッド「The Soccer Analytics」では、このようにサッカーの戦い方を説明しています。
「戦略」:試合に勝つために、自分たちの理想とするプレースタイル
「戦術」:試合に勝つために、相手のレベルを考慮して適した戦い方にアジャスト(適応)すること
そして、この両者を事前に設定・準備(トレーニングなどを通して、チームに導入)して、
実際に選手達が、その試合中にフィールドで実践するものを「プレーモデル」と定義しています。
もう少し詳しく説明しますと、サッカーの試合をする際には必ず相手チームがいます。
そして、自チームと相手チームは相対的な方向で攻撃や守備を行います。
その際に大切なポイントとして、自チームと比較をした場合に相手チームのレベルが
「強い場合」「同等の場合」「弱い場合」の3つに分けられるということです。
相手チームのレベルが「弱い場合」や「同等の場合」は、
先ほど説明をしました「戦略」のところで、事前に設定をした自分たちの理想とするプレースタイルを実践できますが、相手チームが「強い場合」は実践できないということです。
当然ですよね、相手チームも試合に勝つために対策を取ってきます。
そこで、長らく日本サッカー界では「自分たちのサッカー」や「自分らしいサッカー」が、
相手チームのレベルや対策によって実践できない場合でも、試合終了まで挑戦し続ける事を評価する傾向にありました。これは、育成現場だけではなく、トップレベルでも同様でした。
待って下さい!
サッカーは、ゲームです!
相手チームに勝つことが目的で、そのためには相手チームより一点多く取る必要があります。
そのためには、理想とするプレースタイルである「戦略」が実践できない時には、
「戦術」で自チームの攻撃と守備の内容を勝つために、相手チームに適応させます。
この一連のプロセスが、サッカーというゲームに勝つために必要になります。
また、これこそが「サッカーの一番の面白さ・醍醐味」だと個人的に考えます。
話を戻しますが、
先ほど、ご紹介をしたコラムでは、「自分たちのサッカー」から「相手をありきのサッカー」と、
この2つの戦い方は、別々に存在している印象を与える書き方をされています。
「自分たちのサッカー」か「相手ありきのサッカー」のどちらかを選択をしないといけない......
本当にそうでしょうか?
サッカーの試合では、相手チームが必ず存在します。
それを無視して考えた「自分たちのサッカー」という戦い方、
また、それの対局であるという「相手ありきのサッカー」という戦い方、
このアプローチ方法では、サッカーの本質を見誤る可能性があると考えます。
皆さんは、どう思われますか?
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